DISHAAをご存知ですか?
犬の認知症のチェックに
DISHAAは犬の認知症(認知機能不全症候群)のチェックツールのひとつで、8歳以降に発生した症状を以下の6つに分類して、現在の状態をチェックするためのものです。
D:見当識障害
I:社会的交流
S:睡眠/覚醒サイクル
H:粗相、学習と記憶力
A:活動性
A:不安
DISHAAによるチェック方法
ベネッセさんのサイトに、質問に答えていけば簡単に結果を出せるセルフチェックページがあります。たいへん使いやすい作りになっていますので、こちらをぜひお試しください。
症状が生じる前から定期チェックを!
残念なことに、犬の認知症には完全回復するような原因療法はありません。
ただし完治は難しくても、早期に発見して対応すれば進行予防は可能です。
毎日愛犬と一緒にいると、少しずつ少しずつ変わっていくので、気づいたら大きな変化になっていたということがよくあります。ぜひ8歳をこえたら、何らかの異常がみられなくても、半年に一度くらいの定期チェックをしていきましょう!
また100点法にも通じることですが、チェック項目をみることで「認知機能不全症候群の主な症状」を理解することができます。これが日頃の行動を観察するときのポイントになりますので、愛犬の異常に気づきやすくなるでしょう。
重症度にもよりますが、認知症がはじまっても、日々の生活の中でその子が好きなことや楽しいことを新たに発見していくことは可能です。14歳以上で40%という有病率を考えると、ある程度の年齢になったら認知症が発生するのは珍しいことではありません。認知症が発生したら、どのご家族もショックを受けてしまいますが、ぜひ前向きに取り組んでくださいね。
「犬の認知症」は正しくは「認知機能不全症候群」ですが、この表記は一般的にまだ広く浸透していないため、このサイトでは「認知症」という呼び方を使用します。
認知機能不全症候群の表記について
「犬の認知症」は正しくは「認知機能不全症候群」ですが、この呼び方は一般的にまだ広く浸透していないため、このサイトでは「認知症」という呼び方を使用します。