場所を区切ることで老犬介護の負担を減少!
多くのお悩みを解消するシンプルな方法です
徘徊や旋回があり、目を離すと家具の間などにはまって鳴いてしまう。
排泄の失敗が増え、気づかぬうちに部屋のあちこちを汚してしまう。
老犬の子ではとっても多いお悩みです。
こういった状態になると、心配で愛犬から目を離せず、介護負担がかなり増大してしまいます。
認知症の症状でもある徘徊や旋回を治したり、排泄の失敗そのものを無くすことはなかなか難しいことですが、ここは発想を転換して「問題が起こっても被害を最小限に抑えられる」ことをシンプルに目指しましょう!
シンプルかつ速攻性があるのは場所を区切ること!
老犬ホームを見学された飼い主さんが一番に興味を示すのは布製のサークルです。ずっと愛犬から目を離せず、精神的にかなり追い詰められ、もう老犬ホームに長期で預けるしか無いかもしれないと考えていた飼い主さんが、サークルと老犬ホームのデイケアを取り入れることで在宅介護を継続できるようになったケースもありました。
サークルの利点ですが、徘徊や旋回がある子の場合は愛犬の安全確保が容易になります。認知症を発症している場合、歩行中に転倒してしまうことも多くなりますし、家具などに突進して、身体を傷つけてしまう恐れがあります。サークルでも旋回が激しくなると身体のスレなどが生じるため注意は必要ですが、床や家具に比べるとリスクは大きく軽減されます。
また排泄の失敗があった場合も、場所がサークル内に限定されていると清掃の負担を減らすことができます。あわせてサークル用のマットを利用すると、サークルそのものを洗浄する手間も省けます。
排泄の失敗があり、なおかつお部屋の中である程度フリーにしてあげたい場合は、ゲートを組み合わせたり、大きめの金属製サークルを使って、場所を区切ってみましょう。
排泄の失敗では、踏み荒らしてしまった場合に「排泄物がどこまで広がっているか」確認するのがとっても大変です。「ここから外はきれい」「この中だけ清掃すれば大丈夫」という区切りがあると、すぐに清掃に取り掛かることができますし、心配も減ります。
飼い主さんに余裕ができると愛犬も楽しい
うちの子を愛する人ならだれしも自然に「心配で目を離せない」状態になってしまいますが、自分からやっていることとはいえ、精神的な疲れは確実にたまっていきます。また、そこに排泄の失敗が加わると、身体的な疲れも生じてしまいます。
愛犬と一緒にゆっくり過ごせるときには、その子のことをしっかり見てあげて、家事などで目を離さなければいけないときには安全な場所に入れてあげ、メリハリをつけてお互いに楽で楽しい生活パターンをみつけていきましょう。