食器の工夫で食欲アップ!

フードを食べる犬

栄養をしっかりと摂るのは健康のキホン!若い頃なら一食くらい食べなくても体力があるのでそれほど心配はいりませんが、シニア犬ではそうもいきませんよね。なんとか少しでも多く食べてもらおうと苦労している飼い主さんも多いのではないでしょうか。

ごはんを食べてもらうための工夫はいろいろとありますが、もしも全身の筋力が以前に比べて弱くなっているようなら、まずは食器の高さを見直してみてください。筋力が低下すると、頭を下に向けてごはんを食べることが大変になり、食事の途中で疲れてしまい「もういいいや」となりがちですので、お皿の高さを床より高くしてあげましょう。

代表的な老犬介護用食器スタンド

ルルパスタンドは介護に特化した専用の食器スタンドです。お皿の高さを上げるだけでなく、お皿を斜めに設置できるため、フードが自然にまとまり最後まで美味しく食べられるように工夫されています。

小型犬なら

ハリオのわんテーブルはお皿を傾けることもでき、手軽に使用することが可能です。中型の子でも小さめの体型なら使用できるかもしれませんが、高さがそれほど無いため購入の際にはサイズにご注意いただいた方が良いと思います。

お値段はちょっとしますが、デザインが素敵なル・クルーゼのペットボールハイスタンド。こちらも小型の子なら使用できます。ただし高さ調節はできず、傾きもかえられないため、老犬介護の入り口くらいのワンちゃんに適しています。

中型犬・大型犬なら

S.P.B. シングルダイナー ならM18cm、L25cm、XL30cmと、3種類の高さがあります。おうちの子の体型にあわせて選びやすいラインナップとなっています。

フードとお水を入れられる2種類のお皿がついている商品もあります。こちらは安定性も良いので、運動機能が低下して動作にふらつきがみられる子にもおすすめです。

どの高さが良いか迷うときには

ライジングボウルなら18cmから25cmに調整できるため、その子の様子をみながら高さを変更することができます。また傾斜もつけられるので、より食べやすい形に調整することができます。

高さは問題ありませんが、お皿部分の容量はやや少なめですので、大型犬で手作り食などの場合は一回の食事量がすべて入り切らないかもしれません。ご注意ください。

スタンドで効果があったら

上記のような食器スタンドを使用することで、もし食欲がアップしたら、ぜひお水入れの高さも変更しましょう。きっとお食事と同じように、姿勢が取りにくいことでお水の摂取量が減少してしまっていると思いますので、そこも改善できればさらにパワーアップ!!

美味しく食べて、しっかり飲んで、健やかにシニア犬生活を楽しんでくださいね。